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更新日:2022/08/08

アロマテラピー検定とは?

アロマテラピーに関する知識が問われる試験

アロマテラピー検定とは、「日本アロマ環境協会(AEAJ)」が主催する、アロマテラピーに関する幅広い知識を身につけているかを問う検定試験です。

アロマテラピー検定には、2級と1級が用意されており(※3級はありません)、出題範囲、出題数、香りテストの対象となる精油数などが異なります。受験資格はなく誰でも受験が可能です。

このページでは、アロマテラピー検定の試験概要のほか、活かせる仕事、合格するための勉強法や試験対策におすすめの講座などをお伝えします!

【2022年版】アロマテラピー検定の試験概要

試験は年に2回開催

アロマテラピー検定は年に2回実施されます。毎年5月と11月に実施され、近年では毎年約3万人の方が受験しています。

【2022年度 試験日】
第46回:2022年5月8日(日)
第47回:2022年11月6日(日)

年に1度しか開催されない資格試験も多い中で、半年に1回の開催というのは「記憶やモチベーションをキープして次回の受検に望める」という点で、受検者の皆様にはメリットとなるでしょう。

出題数や合格基準について

アロマテラピー検定の問題数は、2級は55問、1級は70問です。また、合格基準は正答率80%以上です。

配点は非公表となっていますが、単純計算で正答数を算出すると下記のようになります。
2級:55問×80%=44問以上正解で合格
1級:70問×80%=56問以上正解で合格
(注)あくまでも目安としての単純計算です。

アロマテラピー検定の試験概要まとめ

資格名 アロマテラピー検定2級・1級
主催 公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)
試験日
【第46回】
2022年5月8日(日)

申込期間:
2022年2月1日(火)〜3月7日(月)
【第47回】
2022年11月6日(日)

申込期間:
2022年8月2日(火)〜9月5日(月)
実施都市 ※第47回試験はインターネット試験(インターネットを介してパソコンやスマートフォンを用いて行う試験) です。
受験料 2級 6,600円(税込)
1級 6,600円(税込)
2級・1級併願 13,200円(税込)
受験資格 年齢、経験などは関係なく誰でも受験可能です。
出題数 2級 55問 / 1級 70問
合格基準 正答率80%
結果通知発送 【5月試験】6月上旬〜中旬頃
【11月試験】12月中旬頃
試験形式 2級・1級とも選択解答式(インターネット試験)
香りテスト資材発送日 2022年10月中旬
合格者数(累計) 461,106名(1級336,918名、2級124,188名)
日本アロマ環境協会「2021年度 事業報告書」より

受験申し込み期間が決められていますので、受験される方は余裕を持って申し込むようにしましょう。

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アロマテラピー検定の合格率・難易度

合格率は約90%

アロマテラピー検定の合格率は1・2級ともに約90%とされています。ほとんどの人が1級から、もしくは1・2級併願で受験していますが、それでもこれだけ合格率が高いので、比較的挑戦しやすい資格だといえるでしょう。
しかし、前述したとおり合格基準は正答率80%に設定されているため、油断すると不合格になることも充分あり得ます。特に精油の名前や、アロマの歴史に関する人物名などは覚えるのに苦労する人も多いようです。
しっかりと受験対策をして試験に臨みましょう。

下記のページでアロマテラピー検定を含めたアロマ関連の資格試験の難易度を比較していますので、こちらも参考にしてみてください。 関連記事:『アロマテラピー検定・資格の難易度と合格率比較

なぜこんなに合格率が高いのか

合格率90%と聞くと驚く方もいるかもしれません。しかし、これには理由があります。

まず、アロマテラピー検定は正しいアロマの使用を普及することを目的としている試験ですので、基本的に「受からせる試験」になっているからです。そのため意地悪なひっかけ問題や極端に難しい問題は出題されず、しっかり勉強していれば答えられる問題ばかりが出題されます。

もう一つ、大きな理由としては、選択(マークシート)方式の試験だということが言えます。精油の名前などひとつひとつを正確に覚えるのは難しいように思えますが、選択式ですので、多少うろ覚えでも答えることができます。
ただ、実技として「香りテスト」がありますので、そちらの対策も怠らないようにしましょう。

筆記試験の例題をご紹介します!

ここで筆記試験の例題をご紹介します。出題の傾向や難易度の参考にしてください。

精油の選び方について適切でないものを1つ選びなさい。
A. 遮光性のガラス容器に入ったものを選ぶ
B. 天然精油であるかラベルの表示を確認する
C. 無理して苦手な香りを選ぶ
D. いろいろな香りを試してみる

答えはですね。
アロマテラピーで大切なのは、自分にとって心地よい香りを選ぶことです。苦手な香りを無理して使っても、心地よさがないだけでなく、かえって逆効果になることもあります。
もう一問ご紹介しましょう。

水蒸気蒸留法で得られ、中世ヨーロッパでは、金と同等の価値があったと言われる植物から得られる精油を1つ選びなさい。
A. グレープフルーツ
B. ブラックペッパー
C. グレープフルーツ
D. ローズ

答えはです。
水蒸気蒸留法はブラックペッパーだけですし、その昔、コショウには金と同等の価値があったということを知っていればヒントになります。
このように、アロマテラピー検定の筆記試験問題はさほど難しいものではなく、事前にしっかりと勉強しておけば充分に合格できるといえるでしょう。

アロマテラピー検定を活かせる場

アロマセラピストとしてお客様を癒す

アロマテラピーの資格を仕事に活かす場合、定番となるのはアロマサロンに勤めてアロマセラピストとして経験を積み重ねることになります。

アロマセラピストになるにはアロマテラピー検定1級を取ったのち、認定スクールに通い講習を受けなければなりません。そこでアロマセラピーに関する知識や、施術の実技講習を受けて試験に合格することで、アロマセラピストの資格を取得できます。

アロマテラピーインストラクターとして講師を務める

アロマテラピー検定を仕事に活かす例として、アロマテラピーインストラクターも挙げられます。アロマテラピーインストラクターとは、アロマスクールや地域のカルチャースクールにおいて、アロマテラピーの講師として活動する人です。

アロマテラピーインストラクターになるにはアロマセラピストと同様、アロマテラピー検定1級を取ったのち認定スクールに通い講習を受ける必要があります。

アロマショップの店員として働く

アロマショップの店員としてお客様にアロマを販売したり、お客様からの相談にアドバイスをする際に、アロマテラピー検定で得た知識を生かすことができます。

精油の成分やアロマに関する法律などの知識を活かして、より安全にアロマを楽しんでいただくお手伝いができるでしょう。

職場や趣味で幅広く活用する

アロマテラピーは日常の空間に溶け込んで癒しを与えてくれます。

自分自身が楽しんだり家族を癒したり健康を促進したりするのはもちろんのこと、職場でアロマの資格を活かしている方も多くいらっしゃいます。

例えば介護施設やクリニックのロビー、オフィスの玄関などで利用者様やお客様に心地よい香りを楽しんでもらうパターンが多いようです。

アロマテラピー検定に少しハードルを感じる場合は、最短3日間でアロマの基本知識を学べるリーズナブルな講座もあります。職場で自分にしかできないアロマのスキルを身につけ、発揮してみませんか。

大切な人のために学ぶ
アロマセラピー 3Dayコース

アロマテラピー検定1級・2級の科目と出題範囲

出題範囲・問題数の違い

アロマテラピー検定2級・1級では、出題範囲・問題数で違いがあります。出題範囲・問題数を表でまとめてみました。

出題範囲 2級 1級
香りテスト
(香りを嗅いで精油名を答える問題)
アロマテラピーの基本
アロマテラピーのメカニズム ×
きちんと知りたい、精油のこと
精油のプロフィール
(対象11種類)

(対象30種類)
アロマテラピーの安全性
アロマテラピーを実践する
アロマテラピーとビューティ&ヘルスケア ×
アロマテラピーの歴史をひもとく ×
アロマテラピーに関係する法律 ×
問題数 55問 70問

アロマテラピー検定2級・1級ともに、分野別での出題数は公表していません。ちなみに2級を飛ばして1級のみ、2級・1級両方受験することもできます。試験時間は、2級が午前中で1級は午後に実施されます。

香りテストの対象となる精油の違い

香りテストの対象となる精油は、公開されています。2級・1級でそれぞれまとめてみました。

精油種類 2級 1級
イランイラン ×
スイートオレンジ
ジュニパーベリー ×
ゼラニウム
ティートリー
ペパーミント
ユーカリ
ラベンダー
レモン
ローズマリー
ローマンカモミール ×
クラリセージ ×
グレープフルーツ ×
スイートマージョラム ×
フランキンセンス
ベルガモット ×
レモングラス ×
種類総数 9種類 17種類

対象となる精油種類は1級の方がより幅広い知識が求められることもあってか、2級よりも1級の方が8種類多くなっています。

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アロマテラピー検定に合格するには

テキストや問題集を使って進める

アロマテラピー検定の問題は、公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)が発行している『アロマテラピー検定公式テキスト1級・2級』の内容から出題されます。

1級・2級とも同一のテキスト(合本)になり、テキスト内に試験範囲を明記されるようになりました。以前に試験を受けた方はご注意ください。

試験範囲が明記されているとはいえ、基礎知識が網羅されたアロマ検定の教科書のようなものなので、これを1冊丸ごと読破して試験に臨むのは現実的ではありません。 独学で進めたいという方には、問題集などを使って試験対策をされることをおすすめします。

参考までにテキスト・問題集をまとめてみましたので、ご参考ください。

教材名 出版会社
アロマテラピー検定公式テキスト(1級・2級) 日本アロマ環境協会
アロマテラピー検定公式問題集(1級・2級) 日本アロマ環境協会

下記のページではアロマテラピー検定を含めたアロマ関連の資格を独学で学ぶ際のポイントをまとめましたので、こちらも参考にしてください。
関連記事:『独学でのアロマの資格は取得はできるのか?』

アロマテラピーの通信講座一覧

検定対策講座を受講する

純粋に資格の取得だけを目指すなら、テキストや通信講座でも問題なく学べますが、勉強のモチベーションが続くか不安な方や、仕事としてアロマに携わりたいという方は、アロマのスクールや講座の活用をお勧めします。 スクールでは、就業や開業に向けてのスキルや知識を身に付けることができます。その過程でアロマテラピー検定や、さらに上位のアロマ資格の取得をしていくのです。

スクールに通うほどまだ本気じゃない、という方もとりあえずパンフレットだけでも取り寄せてみてはいかがでしょうか。実際の講座の写真などを見てみれば、やる気も上がると思います!

次に、おすすめの講座を紹介します。

アロマテラピー検定合格を狙える講座を紹介!

【通信】アロマテラピー検定1・2級対策講座

ヒューマンアカデミーの通信講座「たのまな」が提供する、2級・1級両方の合格を狙えるお得な講座です。

通信講座(映像講義)ですので、時間の融通が利きます。「人気の手作りコスメ“薫コスメ ”レシピ14点」「高級サロンでも使われる高品質のホホバオイル 300ml」もセットで付属します。

自分の好きなように学習できて、2級と1級両方の合格をサポートしてくれる。まさに”一石二鳥”の講座ですね!

講座名(スクール名) 受講費用
【合格保証付】アロマテラピー検定1・2級対策講座
(ヒューマンアカデミー「たのまな」)
54,000円

アロマテラピー検定1・2級対策講座
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【通学】精油理論(AEAJ検定対応)講座

アロマテラピーを基礎からしっかり学べる充実したカリキュラムです。精油(エッセンシャルオイル)の使用方法や活用法、禁忌事項まで、生活の中での取り入れ方を学びます。

講座名(スクール名) 受講費用
精油理論(AEAJ検定対応)講座
(YMCメディカルトレーナーズスクール)
6,500円

精油理論(AEAJ検定対応)講座
無料の資料請求

アロマテラピー検定対策講座以外にも、アロマの基礎から資格取得を目指す講座もたくさんあります。しっかりと学びたい方は、検討さててみるのもよいですね。

公益社団法人 日本アロマ環境協会【AEAJ】の認定資格まとめ

公益社団法人 日本アロマ環境協会【AEAJ】では、アロマテラピー検定以外にも資格認定を行っています。
各認定資格について知りたい方向けに、それぞれで詳細をまとめてみました。是非参考にしてみてください。

▽日本アロマ環境協会【AEAJ】 認定資格まとめ

【AEAJ】資格名 該当ページ
アロマテラピーアドバイザー アロマテラピーアドバイザー(AEAJ)とは
アロマテラピーインストラクター アロマテラピーインストラクター(AEAJ)とは
アロマセラピスト アロマセラピスト(AEAJ)とは
アロマブレンドデザイナー アロマブレンドデザイナーとは
アロマハンドセラピスト アロマハンドセラピスト(AEAJ)とは

アロマテラピーに関して詳しく知りたい方は『アロマ資格とは?』も参考にしてみてください。

アロマの講座選びなら
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BrushUP学びはアロマ資格を中心に、セラピストを目指す方が通う、癒し系スクールなどの情報をまとめたサイトです。最安・最短講座がエリアごとにまとめて比較できるので、非常に見やすいです。

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